火災から復活し、新店舗でのグランドオープンから丸1年を迎えた6月9日、“ロックの日”に、皆さんへの感謝を込めて行われた「ROCK Re:birth Dayパーティー」。「6月9日の午後6時9分に690人で乾杯したい」という思いつきから始まったイベントですが、本当にたくさんの方に足を運んでいただきました。
6時9分の乾杯とほぼ同じタイミングで690枚の乾杯用チケットは完売。お店のなかはもちろん、店外にまでたくさんの人があふれていました。まさにROCK史上最大の乾杯の瞬間でした。
そんな「ROCK Re:birth Dayパーティー」を、取材チーム兼お手伝いという形で参加したライターKがレポートします。
朝一で80人、一番乗りは千葉から!
この日のROCKは開店前から賑やかでした。「ROCK Re:birth Dayパーティー」では、ドリンクもフードもチケット制。フードは店舗の前につくられた屋台村で提供されるため、店の前は朝から準備をするスタッフが作業をしていました。
なかでも目を引くのはやはり甲州麦芽ビーフのもも肉丸焼き。「丸焼きってどういう感じ?」と思っていたのですが、屋台を覗いてみると……
文字通り丸焼きでした! なんと50kgのもも肉の塊をつるして炙るんだそうです。とはいえ、何しろ大きい! 重い! ということで、フォークリフトまで登場して吊していました。
ちなみにこのお肉、前日から低温調理でゆっくり熱を入れており、ローストビーフのような状態になっています。
賑わっているのはスタッフだけではありません。お客さんも11時のスタート時間の前からお店の周りに集まりはじめていました。11時前にはチケットの販売窓口の前には約80人のお客さんが列をつくっていました。
行列の先頭に並んだ人はなんと千葉から来たとのこと。「この日は絶対来ないと」と意気込んで来てくださったそうです。ほかにも、駐車場を見てみると山梨県外のナンバーがたくさん。本当に日本中から集まってくれているんだというのを実感しました。
料理やビールも続々!
そして11時。いよいよ長いパーティーのスタートです。お店の前では屋台村にさっそく列が。スタート直後はやはり定番のビーフカレーが人気でした。「ROCKに来たらこれを食べないと!」という人が多いんでしょうね。
また、屋台村には焼きたてのピザも。実はこの日はピザも特別メニューでした。普段のROCKではイタリア仕込みのピザを提供しているのですが、この日はドイツ生まれのピザライクな食べ物・フラムクーヘンが出されていたんです。
このフラムクーヘン、伸ばしたパン生地の上にベーコンなどの具を載せて焼いたもので、見た目もピザによく似ていますが、ちょっと違うのがトッピング。ピザといったらチーズが定番ですが、フラムクーヘンはサワークリームを使うのが伝統的なスタイルなんです。
ピザよりもサッパリとしていてどんどん手が伸びてしまいました。
今回のイベントの注目ポイントのひとつ、ビールももちろん賑わいました。この日お披露目となった限定ビール「ケルシュ」「プレミアムロックンロールボック」の2種に加え、定番から季節限定のビールまで全10種類の「八ヶ岳クラフトビール タッチダウン」が勢揃い。
さらにこの日は、ROCKと同じく山梨県北杜市でビールをつくっているうちゅうブルーイングさんも駆けつけてくれました。
豊かなホップの香りを感じられる「うちゅうIPA」がお店の前で販売されたんですよ。こちらは用意した量が少なかったこともあり、あっという間に売り切れ。急遽途中で追加分を持ってきたりもしてくれました。
→後編に続く